井上アコの『ライブ刺しゅう』の記録(2013 & 2015)
井上アコさんは、名古屋を拠点に活動する洋服作家であり、唯一無二の表現スタイルを持つ「らくがき刺しゅう家」です。
彼女の活動の軸となっているのは、子どもの自由な発想から生まれる絵を布に写し取り、息を吹き込む「ライブ刺しゅう」です。これは、その場で子どもとおしゃべりをしながら描き上げられた「今、この瞬間」のらくがきを刺繍にします。また、「子どもの描いたお気に入りの絵」を持ち込むスタイルでも行われます。かつての傑作や、思い入れのある過去の描画をモチーフにすることもでき、成長の記録や家族の思い出を色褪せない形へと昇華させています。
自身のブランド「Kecil-Pohon(クチル・ポホン)」では、仕立て屋として「日常を心地よく過ごす服」を提案する傍ら、愛着のある服の穴を刺繍で可愛く蘇らせる「繕い(ダーニング)」の普及にも努めています。著書に『井上アコのらくがき刺しゅう』があり、刺繍を通じて大切な記憶を形に残す喜びを多角的に発信し続けています。
- 『春のクチル・ポホン展』 アポロ・コーヒー・ワークス 2013.04.14
- 『ハンカチ&手ぬぐい展 EVENT』 スタジオ・マノマノ 2013.07.21
- 『LIVEシシュウ』 ホ オポノポノ 2015.06.27

『井上アコのらくがき刺しゅう』
- 出版社 : 自由国民社
- 発売日 : 2016/7/2
- 単行本(ソフトカバー) : 96ページ
- サイズ:212x150mm
※写真撮影(一部担当)




















































































































































